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#VALUE!
「計算には使用できない値を計算値(引数)として与えている」
四則演算などで、数値に変換できない文字列を指定している。
=0+"A" は「数値」と「文字列」の演算なので、計算は出来ない。
対象がセル参照である場合にも同じである。
- 単にエラー#N/A表示を非表示(空白文字列)に置き換える場合
- IF関数にて適切な分岐を行う(=A1+A2という式の場合)。
=IF(ISERROR(A1+A2),"",A1+A2) など
- 条件付書式でエラー時フォント色変更を行う。
条件付書式(メニュー[書式(O)]>[条件付書式(D)])で
「数式が」「=ISERROR(A1+A2)」などとして条件付書式のフォントを
背景色と同じにする。
- 数値と文字列は計算できない。
もし、数字と文字列を一つの文字列として「結合」するのが目的であれば
=0&"A" 等の文字列演算子を使用する。
- セル参照式の場合、根本的には数値と文字列が混在しているような計算体系を見直すべき。
レイアウト上、どうしても混在させざるを得ない時にはSUM関数を経由する。
=A1+A2でどちらかが文字列となる場合があるが、合計する必要がある場合は
=SUM(A1,A2) とすることで、文字列は「0」と見做される。
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