掲示板などで相談に回答していて常々思うことは、案外ヘルプというものが使われていないことである。私自身、その中身を全部読んで覚えているわけではない。ヘルプに書かれていることをそのまま全部覚えようとすると大変なことになる。
そう、覚えるのは大変である。
だけれども・・・・
これは私の私見だけれども、「ヘルプは使うものであって覚えてはいけない」。
ヘルプにはたくさんの情報が記載されているが、これらを片っ端から覚える必要は全くない。
はっきり言って覚えるのは能力の無駄である。
エクセルのコマンドをコード化するにはマクロの記録を利用すればよい。
だから、「目的の操作がどんなコードであるのか」をヘルプから調べたり、ヘルプを丸覚えするようなことは、しなくてもよい。
問題は記録したコードをカスタマイズできるかどうか、である。
記録したマクロをカスタマイズするスキルを身につけるのが目的であれば、ヘルプを参照する習慣はつけておくべし。
VBEのヘルプはとにかく使い方を考えなくてよい。
コードウィンドウにわからない単語、調べたい単語が書かれていたら、その単語の中に編集カーソルを置いた状態で F1キー である。一部ヘルプが表示されないものは存在する(関数の引数など)が、一般アプリケーションのヘルプのように自分で探す必要が少ない分、ずっと簡単に目的の言葉を捜すことが出来る。この点が分厚いVBA用語辞典に比べてアクセシビリティ(到達容易度)が優れている点である。
繰り返すが、ヘルプは「使うもの」である。
VBEのヘルプは必要な情報に簡単にアクセスできるツールなので活用してもらいたい。
VBAは開発言語のVBの親戚であるため、ヘルプの記述自体は慣れない人には難解。(最近では良くありがちなことだが)日本語としてこなれていない技術用語がそのままカタカナ表記で使用されているため、初めて読む人がそのまま理解するのはおそらく不可能。
だけど、最初のうちは「理解できない」のが当たり前。
この時点でマクロへの挑戦をあきらめるのは早い。とにかく、最初のうちは「F1キーで簡単にコードのヘルプを出せる」ことを忘れないでほしい、ということである。
ヘルプは理屈。
コードと実際の動作は現実。
両者は初心者には乖離していてなかなかすぐには結びついてこないが、現実と理屈を比べることを繰り返すことで、その両者の擦り合わせされてくると私は思う。
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