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「本当にその本で良いの?」

買う前にちょっと待った!

「本を買って勉強してみます」のようなことは良く聴く言葉だし、これから何かを学習しようとするひとは一様に思い浮かべることだと思う。独学をする上で本を読むことは悪くない。一冊や二冊は読んでおいても良い。その場合「どんな本を買えばよいのか」は誰もが悩むところ。その気になればどの本でも役に立つが、はじめてマクロに挑戦する方が買って活用しにくい種類の本もある。
カテゴリとしてあげるとすれば下記のようなもの。

【待った!】サンプル集


サンプル集は即効で役に立ちそうな気もするけれども、すぐに必要なものは本の中の数点だけであろうし、多少カスタマイズしないと実際の業務にはそのままでは使えない。マクロをカスタマイズする自信がない人は、すぐには活用できないことがあるので、購入には注意が必要。

【待った!】用語解説書(VBA辞典系)


用語解説書(VBA辞典)はVBAで使われる用語の索引から検索する解説本であることが多い。Excelの機能がどの用語に当たるのかを充分に知らない初心者がそれを見つけるのは困難が予想される。VBAは一種のプログラムであるから、コードの流れも重要。部分集中的な知識だけではなかなか全体の流れを作り上げることは難しいかもしれない。用語の確認は最初のうちは(後に述べるアクセシビリティの理由から)VBAヘルプを活用。

ではどのような本を?

断っておくが、「サンプル集」「用語解説書(VBA辞典系)」も一定以上のスキルのある人が購入するには有用。ただ、これらの本は「スキルの幅を広げる」ことが目的だから、少なくともマクロの記録さえしたことのない方にすぐに活用できるとは言いがたい。

では、どんな本がVBAの学習本としてお勧めか、というと、これは実際に手にとって見ていただくのが一番であると思うのだが、

  1. 用語解説が主体のものより、レッスン形式で簡単な記録マクロからその方法の説明のあるもの。
  2. サンプル主体ではないこと。
  3. VBE(後述)の機能を充分に説明していること。

私が重視したいのは 3. 。
コードを入力するためのVBEの補助機能をしっかり説明している本を。


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