資料室 > 印刷 > ヘッダー(フッター)に罫線

ヘッダー(フッター)に罫線

以下の処理について考察する。

【考察】

返答としては「ヘッダー、フッターに罫線を含めることはできない。」となる。

Excelは残念ながら印刷機能に不満が出る。
ヘッダー、フッター機能があまり充実していないというのもその一つである。
表計算ソフトであるのに、罫線つきのヘッダー、フッターが作成できない。ヘッダーに関しては[ファイル(F)]>[ページ設定(U)]>[シート]タブでの[行のタイトル(R)]で「モドキ」のようなことは可能だが、フッターはこの方法では歯が立たない。罫線つきのフッターがほしければ、シートへフッターに相当する部分をページごとに作成しなくてはならない。

残念ながら、Excelだけで「罫線つきのヘッダー、フッター」は実現できそうにない。

【代替案】

ヘッダー、フッターに関してはワープロソフトWordのほうが充実している。
Wordのヘッダー、フッターでは罫線、囲み文字をはじめとする文字修飾、オートシェイプの挿入が可能である。
そこで、ExcelとWordは「ある程度」連携が可能であるので、代替的にWordの力を借りる方法がある。

  1. ExcelとWordを起動する。
  2. 本体である表はExcelで作成する。
  3. ヘッダー、フッター部分はWordドキュメントで作成する。
  4. Excelの表を範囲選択、コピー。
  5. Wordへ切り替え、[編集(E)]>[形式を選択して貼り付け(S)]
  6. [リンク貼り付け(L)]をチェックし、「リッチテキスト文書」として貼り付け。

以上でExcelブックとリンクしたWordドキュメントが作成される。Excelを変更すればWord側にも反映されるので、表入力はExcel、印刷はWord、という使い分けをする。
難点はExcelでの「行のタイトル」設定ができない点。
「行のタイトル」に相当する部分をこれもWordのヘッダーに同じくリンク貼り付けして代用する。

  1. Excelで「行のタイトル」に相当するセル範囲選択、コピー。
  2. Wordで[表示(V)]>[ヘッダーとフッター(H)]
  3. 続いて[編集(E)]>[形式を選択して貼り付け(S)]
  4. [リンク貼り付け(L)]をチェックし、「リッチテキスト文書」として貼り付け。

本体の表と「行のタイトル」リンクオブジェクトが一つの表に見えるような位置合わせが難しいポイントだが、オブジェクトを選択した状態でCtrl+方向キーで位置調整が出来るので、挑戦してみるしかない。


前(複数シート各先頭ページ番号を1に) 目次 次(セルの値をヘッダー/フッターに)


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送