セル内に入力規則でリストを設定した場合、セルをクリックしない状態では、ドロップダウンボタンが表示されず、リストが設定されていることが分かりにくい。
これを、印刷に影響されず、なおかつ、その設定位置がわかりやすくする方法について考察する。
白黒印刷
カラー印刷することがないようなら入力規則のリストを設定したセルへ書式設定のパターンで背景色を設定しておき、印刷設定を白黒印刷としておく方法。
入力するセルにパターン色を設定することで入力の必要なセルをハイライトし、印刷時にはパターン色は無視され白黒印刷される。
コメントの利用
コメントマークは常時表示され、なおかつ印刷されないので目印としてこれを利用する。
また、次のサンプルマクロは入力規則のリストを設定したセルへコメントを挿入するもの。
Sub コメント挿入()
Rem 入力規則のリストが設定されたセルへコメント挿入
Dim C As Range, myRng As Range
On Error Resume Next
Set myRng = ActiveSheet. _
Cells.SpecialCells(xlCellTypeAllValidation)
For Each C In myRng
If C.Validation.Type = xlValidateList Then
C.AddComment ("リストから選択")
End If
Next C
End Sub
[無効データのマーク]を利用
@入力規則のリストを設定したセルを選択。DELキーであらかじめデータをクリアしておく。
@[データ(D)]>[入力規則(L)]で[空白を無視する(B)]のチェックをはずし、OK
@[ツール(T)]>[ワークシート分析(U)]>[ワークシート分析ツールバーの表示(S)]
@入力規則のリストを設定したセルが空白であることを確認して[ワークシート分析ツールバー]の[無効データのマーク]ボタンをクリック
上記操作で入力規則の設定されたセルは赤色の楕円マークで囲まれ、強調される。[無効データのマーク]は、[入力規則(L)]で設定した制限に合致しないセルを確認するための機能で、本来は入力規則に即さないデータを確認するためのもの。
ボタンがわからない場合はマウスポインタを任意のボタンにポイントしたまましばらく待つとボタン名がTIPテキストで表示される。
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