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不連続セルで順番に入力

セルに入力>Enter  という動作で、入力すべき不連続なセルを次々と移動していく、という要望は良く相談に挙げられる。下記は「名前定義」と「セル範囲の選択状態での入力」を併用した方法である。

【例】

次の不連続セルを順番にアクティブにする。
A1>C1>E1

  1. C1を選択する。
  2. Ctrlを押しながらE1を選択する。
  3. Ctrlを押しながらA1を選択する。
  4. [挿入(I)]>[名前(N)]>[定義(D)]で「名前の定義」ダイアログを表示。
  5. [名前(W)]に適当な名前を入力して[追加(A)]>[OK]。

上記手順を実行した後、Ctrl+G(ジャンプ)、または「名前ボックス」で定義した名前を選択すると、セル範囲が選択される。
このセル範囲を選択した状態で セルに入力>Enter を繰り返すことで意図した順番で入力を繰り返すことが出来る。

【解説】

不連続になっているセルで、入力するセルだけを選択できるようにするには、Excel2002以降では「シートの保護」のオプションで「ロックされたセル範囲の選択を許可しない」を設定することで可能だが、この方法では選択可能なセルを設定することは出来ても、アクティブになる順番まで制御するのは難しい。
順番を意識して不連続なセルを選択、名前定義することでアクティブになる順番を設定できる。
定義時に選択した順番のとおりにセル範囲が定義される。
ポイントは定義時に下記のような方法で選択することである。

2番目>3番目>・・・>n番目>1番目
「名前の定義」ダイアログボックスで上記で設定したセル範囲の[参照範囲(R)]を確認すると(Sheet1の場合)下記のようになっている。
=Sheet1!$C$1,Sheet1!$E$1,Sheet1!$A$1

これを相対参照に変更する(各セル参照式の$を削除する)と、相対的なセル範囲を選択することが出来る。
つまり、「名前の定義」ダイアログで[参照範囲(R)]を下記に書き換える。
=Sheet1!C1,Sheet1!E1,Sheet1!A1
[追加(A)]>[OK]。
セルA2を選択した状態で上記の定義した名前を選択すると、
A2、C2、E2 のセル範囲を選択状態にすることが出来る。

アクティブセルを移動させる方法は、
Enter、もしくはTabキー(順送り)
Shift+Enter、もしくはShift+Tab(逆順送り)


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