「セルに入力された文字列をセル両端から均等に配置する」のが均等割付である。
下記の図を参照していただきたい。下記は均等割付の状況が良くわかるように、
A列のフォントを等幅フォント(MS ゴシック)としている。
B列はA列の同じ行を参照している。
- A1:書式設定は標準状態。これが通常の状態。
- A2:「均等割付」を設定した状態。
- A3:「均等割付」と「前後にスペースを入れる」を設定した状態。
- A4:「均等割付」を設定し、表示形式で 「_ @_ 」とした状態。
- A5:「均等割付」で文字列の前後に実際にスペースを入れた状態。
- A6:「均等割付」「前後にスペースを入れる」を設定し、
「あ い う え お」と意図的にスペースで間隔をあけた状態。
- A7:A5との比較で、半角「A」を「あいうえお」の前に加えた状態。
以上から均等割付では・・・・
- 文字列先頭のスペースは均等割付の対象になる(A5)
- 表示形式で追加されるスペース表示も先頭のものは対象になる(A4)
- 文字列最後のスペースはセル入力、表示形式で追加されるもの共に無視される。(A4、A5)
(表示形式ユーザー定義で「@_ 」として右寄せにした場合はスペースをあけることが出来る)
- 「前後にスペースを入れる」はセル端との間隔を一定にする機能ではない。(A3とA6の比較)
均等割付は文字通り「セル両端より均等に文字列を配置する」機能。
(セル幅−文字列の表示幅)÷(文字数−1)
の幅の空白を文字間の空白に割り当てる。
これに「前後にスペースを入れる」の設定を加えた場合は文字間の空白に加えて
文字列の前後にも空白表示を割り当てる。
(セル幅−文字列の表示幅)÷(文字数+1)
の幅の空白を文字列両端、および文字間に割り当てる。したがって、文字列両端の空白幅は
セルに入力された文字数によって増減する。
これらから、「均等割付」とは「セルの余白を文字間に均等に割り付けるもの」と
考えてもよさそうである。然るに、例えば、
「均等割付を設定し、なおかつ文字列両端に一定幅の空白を設ける」のは難しい。