表示形式の設定例・応用例

表示形式のユーザー設定での設定例をまとめてみました。

  1.  表示形式のワザ・上級編

◆何が入力されても特定文字列を表示

次の例はセルへ何が入力されても「-」を表示します。

【表示例】
AB
1入力値表示
2100-
3-12-
40-
5欠品-
「表示形式のユーザー定義」で次のように設定します。
種類(T)を
としてOK

 ▲PAGETOP

◆何が入力されても特定文字列を繰り返し表示

次の例はセルへ何が入力されても「*」でセルを埋めます。

【表示例】
AB
1入力値表示
2100**********
3-12**********
40**********
5欠品**********
「表示形式のユーザー定義」で次のように設定します。
種類(T)を
としてOK
書式記号「*」はその次に続く一文字をセル幅が埋まるまで繰り返します。 上記設定では書式記号「*」の次の文字列の「*」を繰り返す、という意味になります。

 ▲PAGETOP

◆何が入力されても非表示

次の例はセルへ何が入力されてもセルへ何も表示しません。

【表示例】
AB
1入力値表示
2100
3-12
40
5欠品
「表示形式のユーザー定義」で次のように設定します。
種類(T)を
としてOK
表示形式をセクション記号「;」で4セクションに分けた上で、 それぞれのセクションに「何も指定しない」ことで何を入力しても非表示となります。

 ▲PAGETOP

◆入力値を[ ]で囲む

次の例はセルへ何が入力されても入力値を[ ]で囲みます

【表示例】
AB
1入力値表示
2100[100]
3-12[-12]
40[0]
5欠品[欠品]
「表示形式のユーザー定義」で次のように設定します。
種類(T)を
としてOK

 ▲PAGETOP

◆数値の範囲で表示形式を変更

数値の表示形式において、普通は[正数];[負数];[ゼロ];[文字列]という「;(セミコロン)」で区切って セクション分けが なされます。「数値がプラスか、マイナスか、もしくはゼロか」という区切りがされているだけですが、 書式記号での数値のセクション部分を利用して制限付きながらもう少し変化のあるセクション分けが出来ます。

次の例は「0未満は▲表示、入力値が0以上1より小さい場合小数点2桁まで表示、1以上は整数値桁区切りスタイル、文字列はそのまま出力」という設定です。
【例】
ABC
1入力値表示
20.2440.24
31200.561,201
4-120.5▲121
5TESTTEST
「表示形式のユーザー定義」で下記の様に設定します。
種類(T)を
としてOK
このように [] で囲まれた数値範囲の条件式を追加することで変化のある表示形式を設定することが出来ます。 上記の例では「ゼロ未満;1以上;それ以外のとき;文字列」というセクション分けがなされています。
数値条件式によるセクション分けの際の注意点
次のような制限事項があります。

 ▲PAGETOP

◆表示を全角に

通常、入力された数値は半角数字で表示されます。全角で表示するには
「' をあたまにつけて全角の数字を入力する」
「表示形式をあらかじめ文字列にしておき全角の数字を入力する」
といった方法もありますが、これらの方法は数値として使用する場合には不向きな場合があります。とくに漢数字は計算に使用する値には向いていません。そのような時は表示形式によって全角表示を試してみましょう。

表示形式で全角表示するメリットは文字列として入力する場合と比べそのまま数値として参照できると言う点にあります。全角で文字列として入力したものを計算に使うことは無理なことではありませんが、複雑な変換式を設計しなければなりません。出来ることなら表示形式で対処し計算式を単純にしましょう。
「表示形式のユーザー定義」で下記【例】で示したC列の書式文字列を
へ記入します。


【例】
ABC
1入力値表示表示形式の設定
21234567890一二三四五六七八九〇[DBNum1]0
31234567890壱弐参四伍六七八九〇[DBNum2]0
412345678901234567890[DBNum3]0
51234567890十二億三千四百五十六万七千八百九十[DBNum1]G/標準
61234567890壱拾弐億参阡四百伍拾六萬七阡八百九拾[DBNum2]G/標準
71234567890十2億3千4百5十6万7千8百9[DBNum3]G/標準
81234567890一,二三四,五六七,八九〇[DBNum1]#,##0
91234567890壱,弐参四,伍六七,八九〇[DBNum2]#,##0
1012345678901,234,567,890[DBNum3]#,##0
112001/12/12十二月十二日[DBNum1]m"月"d"日"
122001/12/12壱拾弐月壱拾弐日[DBNum2]m"月"d"日"
132001/12/1212月12日[DBNum3]m"月"d"日"

 ▲PAGETOP


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